カシミヤは「繊維の宝石」とも呼ばれる高級素材です。同じ「カシミヤ100%」でも、製品によって肌触りや価格に大きな差があります。その理由と、良質なカシミヤニットを見分けるポイントを解説します。
カシミヤとは
カシミヤは、カシミヤ山羊の産毛(うぶ毛)から採れる繊維です。1頭から1年に採れる量はごくわずかで、これが希少性と価格の高さにつながっています。軽く、暖かく、独特の上品な光沢があるのが特徴です。
品質を左右する3つの要素
1. 繊維の細さ(マイクロン)
繊維が細いほど、肌触りがやわらかくチクチク感が少なくなります。一般に15〜16マイクロン前後の細い繊維が高品質とされます。
2. 繊維の長さ
繊維が長いほど、糸にしたときに毛羽が出にくく、毛玉(ピリング)ができにくくなります。短い繊維を使ったものは、最初は柔らかくても着用するうちに毛玉が目立ちやすくなります。
3. 産地と選別
産地や、原毛の選別・脱毛(粗い毛を取り除く工程)の丁寧さも品質を左右します。
見分けるときのチェックポイント
- 肌触り:表面だけでなく、しっとりと指に吸い付くようなやわらかさがあるか
- 光沢:上品で自然なツヤがあるか(過度なテカリは要注意)
- 編みの密度:透けず、ふっくらと密度があるか
- 毛玉のできにくさ:繊維が短いものは毛玉になりやすい
価格だけで判断しない
「カシミヤ100%」という表示だけでは品質はわかりません。原毛の質や編み立て・仕上げの技術によって、仕上がりは大きく変わります。信頼できる生産背景を持つ作り手を選ぶことが、満足のいくカシミヤニットへの近道です。
東和盛泰では、カシミヤをはじめとするニット製品を自社工場で一貫生産しています。素材や品質についてのご相談はお問い合わせよりどうぞ。あわせてニットに使われる主な素材の特徴もご覧ください。